23日付のFOX5によると、スタテン島に住む女性がペットとして飼っているブタとこれからも住み続けられるよう、ニューヨーク市に訴えているという。
クリスティ・マテオさんは、小説「シャーロットのおくりもの」に出てくる子ブタにちなんでウィルバーと名付けたブタと5年前から一緒に暮らしている。ブタのペットというのは珍しいが、イヌやネコのように室内で暮らすためにしつけられており、がんと闘うマテオさんの父親にとっては癒しの存在になっている。
しかし、市保健衛生局(DOH)はブタ用の狂犬病ワクチンがないことからペットとして家庭で飼育することを禁じ、マテオさんに今月末までにウィルバーを自宅からノースカロライナ州にある動物保護施設に移すよう命じた。
マテオさんは、一度ウィルバーの飼育に関して近隣住民とトラブルになり訴えられた過去があるが、その際は棄却されて手放さずに済んだという。今回の命令に対し、「とても辛い」と漏らしている。
これを受け、クイーンズ区のトニー・アベラ市議会議員が200ポンド(約90キログラム)以下のブタをペットとして容認する法案を提出し、マテオさんもその法案の可決を心待ちにしているという。