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共同通信
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私立高知学芸高(高知市)の生徒ら28人が、修学旅行中の中国・上海で死亡した列車事故から36年の24日、同校で慰霊式が営まれた。遺族や教職員、在校生代表ら322人が参列し、慰霊碑「永遠の碑」の前で黙とうをささげた。
24日は冷たい雨が降る中、橋本和紀校長が「本校が存続する限り語り継ぎ、追悼を続ける」とあいさつした。
娘の寿和さん=当時(16)=を亡くした宮地俊子さん(75)は「迎えに行った日も雨だった。生きていたら52歳、その姿を想像できないことに胸がえぐられる思い」と目に涙を浮かべながら話した。
1988年3月24日、生徒らを乗せた列車が上海郊外で対向列車と正面衝突した。