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共同通信
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小林製薬は24日、健康被害の恐れがある米こうじの一種「紅こうじ」について、飲料や食品メーカーなど約50社に供給していたと明らかにした。日本酒や菓子への使用を想定し、食品原料を扱う商社を通じて2016年から販売していた。小林製薬が22日に紅こうじを使ったサプリメントの自主回収を決めたことを受け、メーカー各社でも回収の発表が相次いだ。
小林製薬は、紅こうじのサプリを摂取した40~70代の男女13人から腎疾患などの報告が出ているとして、約30万袋を自主回収する。ただ、同社の生産量全体のうち自社で使用していたのは2割程度で、残りの8割は飲料や食品メーカーに供給していたという。