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共同通信
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【ロサンゼルス共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)は25日、通訳を務めた水原一平氏(39)が違法賭博に関与した疑いが発覚して以降初めて、報道陣に対応し、自身の賭博関与を否定した。本拠地ロサンゼルスのドジャースタジアムで「信頼していた方の過ちを悲しく、ショックに思う。言葉で表せない感覚で1週間過ごした」などと述べた。声明を発表する形で、質疑応答はなかった。
水原氏はソウルでの開幕シリーズ中だった21日に解雇となった。米メディアによると違法ブックメーカー(賭け屋)に借金があり、大谷選手の口座から少なくとも450万ドル(約6億8千万円)が送金された。
水原氏はスポーツ専門局ESPNの取材に、大谷選手が借金の肩代わりをしてくれたと証言した後、同選手は何も知らなかったと撤回。大谷選手がいつから、どこまで事態を把握していたのかが焦点だった。
この問題を巡っては日本の国税庁に相当する内国歳入庁が水原氏を捜査していると伝えられ、大リーグ機構も調査を開始したと発表している。