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共同通信
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鈴木俊一財務相は26日の参院予算委員会で、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り「政治資金と納税の関係で国民から厳しい指摘や批判があることは承知しており、真摯に受け止めている」と述べた。15日が期限だった所得税の確定申告では特に支障がなかったと説明した上で「適正に納税した国民が不公平感を抱くことがあってはならない。これからも丁寧な対応が重要だ」と強調した。
裏金事件を受け「国民は政治家が特別扱いされているのではないかと不満に思っている。それが怒りの根源だ」と指摘した。立憲民主党の柴慎一氏は「政府への信頼や納税意識が著しく低下している」と批判した。