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共同通信
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大分県別府市の県立特別支援学校で2016年、知的障害がある高等部3年の林郁香さん=当時(17)=が給食を喉に詰まらせ死亡した問題で、大分県教育委員会の渡辺登教育次長ら2人が26日、遺族宅を訪れて謝罪した。
林さんの死亡を巡って教諭が見守り義務に背いたと判断した上、遺族への賠償を県に命じた大分地裁の判決が確定したのを受けた対応。渡辺次長は遺影に手を合わせ、「判決を受け止めている。申し訳ない」と遺族に述べた。
母親の香織さん(54)は取材に「謝罪があるまで長かった。今後、再発防止策についても県と話し合いをしていきたい」と語った。