線路に突き落とされ、ひかれて死亡 ハーレムの地下鉄駅で 

 

線路に突き落とされ、ひかれて死亡
ハーレムの地下鉄駅で 

NYPD交通警察チーフ、ケンパー氏が地下鉄警備の増強を発表した駅で事件は起きた/ニューヨーク市警公式X(@NYPDnews)=3月25日

 

マンハッタン・イーストハーレムの地下鉄駅で25日午後7時頃、男性が精神状態が不安定な男に線路に突き落とされ、入ってきた電車にひかれて死亡した。 

事件が起きたのはレキシントン街と東125丁目の地下鉄駅。男性はたまたま居合わせただけだった。ニューヨーク市警(NYPD)は被害者の身元を明らかにしていない。NYPDは加害者の男を拘束した。内部情報によると、この男はカールトン・マクファーソン容疑者(24)。昨年10月、暴行容疑で逮捕され、現在保釈中で、7月に出廷予定だった。 

地下鉄では凶悪犯罪が相次いでいる。今月初めにはブルックリンで混雑する地下鉄車内で発砲事件が起き、被害者が死亡。MTA職員に対する暴行事件も多発している。昨年はそうした事件が41件起きており、38人が起訴された。そのうち20人は精神障がいがあった。 

今回の事件の影響で地下鉄456番線の運行は大きく乱れた。事件が起きた地下鉄駅では同日夜、白い袋に入れられた遺体がストレッチャーで運び出された。構内には多数の警官の姿があった。NYPDのケンパー交通部長やMTAのリーバー局長も現場を訪れていた。ケンパー氏らはこの日、向こう5日内に警官800人を新たに動員して無銭乗車の取り締まりを強化すると発表したばかり。これにより、「凶悪犯罪も減る」と話していた。(25日、ニューヨークポスト

 

4番線列車(Photo: Andrew Randolph Johnson/https://commons.wikimedia.org/wiki/File:4_train_leaving_Harlem_on_August_night.jpg)

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