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共同通信
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【博鰲共同】中国の趙楽際・全国人民代表大会(全人代)常務委員長は28日、海南省で開催中の国際経済討論会「博鰲アジアフォーラム」年次総会の式典で演説した。趙氏は「アジア各国は冷戦思考を捨て、長期安定を保つ運命を自らの手で握るべきだ」と述べ、地域の平和維持に向けて団結を呼びかけた。
中国経済は不動産不況の長期化などで先行き不透明感が強まり、外国企業が中国への投資を避ける傾向も出始めている。趙氏は「中国の開放の扉はますます大きく開き、永遠に閉じることはない」と述べ、各国に投資や科学技術面での協力強化を求めた。
博鰲フォーラムは26~29日の4日間の日程で開催している。