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共同通信
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トヨタ自動車が28日発表した2月の国内販売台数は、前年同月比33.3%減の10万3946台となり、2カ月連続で前年実績を下回った。グループのダイハツ工業や豊田自動織機で相次いだ認証不正問題が響いた。降雪による工場停止の影響もあり、国内生産も12.9%減となった。
国内の生産、販売の縮小に伴い、世界生産は2.6%減の73万7178台、世界販売は6.9%減の71万9630台だった。生産は14カ月ぶり、販売は13カ月ぶりの前年割れとなった。
2023年度の累計世界生産は3月を残して過去最高の約916万台に達した。一方、世界生産を1010万台、世界販売を1040万台とする年度計画については、相次ぐ不正の影響で未達となる可能性が出ている。
国内では、豊田織機が自動車用ディーゼルエンジンを巡る不正を公表した1月29日から3月3日まで、最大で4工場の6ラインが停止。「ハイエース」や「ランドクルーザー」「アルファード」などの生産や出荷ができなくなっていた。