Published by
共同通信
共同通信
防衛省は30日、沖縄県うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地で、沖縄本島では初となる地対艦ミサイル連隊発足の記念式典を開いた。12式地対艦誘導弾を装備し、陸地から相手国の艦艇を攻撃する任務を帯びる。県内の宮古島に既に配備された部隊と共に、中国軍の艦艇が頻繁に通過する本島―宮古間の海峡ににらみを利かせる形となる。
政府は2025年度から、相手国の領域内への攻撃に使用できる12式の射程を延ばした能力向上型の配備を始める。沖縄県内の部隊が配備の対象となる可能性もあり、軍事的緊張を高めるとして、地元では反発が広がっている。