1月31日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、十代の少女にみだらな行為をしたとしてニューヨーク市警察(NYPD)の巡査部長が同30日、有罪判決を受けたことが分かった。
NYPDで12年間のキャリアを積んだブラデミア・クルール被告(39)は、2013年9月から13歳の少女に対しわいせつな行為を繰り返し行ってきたという。裁判所の発表によると、無理やり少女の唇にキスをしたのに始まり、14年6月までに少女の自宅および自身の車の中において2度にわたり性的暴行を加えたことが明らかになっている。被告は第2級強姦罪や児童虐待の罪に問われ、今回の起訴案件につき、それぞれ最高懲役7年の判決が下される可能性がある。
被告の弁護士、ロジャー・ブランク氏によると、DNAサンプルなどの犯行を裏付ける物的証拠や両者間のテキストメッセージなども残っていなかったのに加え、少女が誤った証言をしたため、今回の判決が下されるまでに時間がかかったという。
最終判決は3月6日に下される予定で、ブロンクス区のダルセル・D・クラーク検事長は「被害者のためにも捜査に尽力し、厳正に対処する」と話している。
被告はNYPDからも解雇される見通しだという。