北朝鮮が宇宙開発加速に意欲

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共同通信
2023年11月、軍事偵察衛星「万里鏡1号」を搭載して打ち上げられる新型衛星運搬ロケット「千里馬1型」=北朝鮮・東倉里の西海衛星発射場(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮の国家航空宇宙技術総局のパク・キョンス副総局長は3月31日、朝鮮中央通信に対し、今年は数機の偵察衛星の発射を予定していると述べ、宇宙開発の加速に意欲を示した。金正恩朝鮮労働党総書記は昨年12月の党重要会議で、2024年に3機の打ち上げを計画していると表明していた。

 日米韓は北朝鮮の衛星の発射動向を監視している。具体的な発射時期は明らかになっていない。

 パク氏は、これまでの技術開発により、衛星の多機能化と高性能化を実現し、管制や運用に関する「多数の技術的問題」を解消したと主張。衛星を通じ、国防力強化や経済発展、民生向上に役立てる事業を進めていると説明した。