UNRWA拠出再開を表明

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共同通信
UNRWAへの資金拠出の一時停止解除を表明する上川外相=2日午前、国会

 上川陽子外相は2日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の資金拠出の一時停止を解除し、2023年度内に予定していた約3500万ドル(約52億円)を拠出すると表明した。国会内で記者団に明らかにした。これに先立ち、自民党は外交部会、国際協力調査会などの合同会議で拠出再開を認めることで一致した。

 上川氏は「パレスチナ自治区ガザの人道状況は悪化の一途をたどっている」と強調。「危機に対応することは国連安全保障理事会非常任理事国を務めるわが国の責務だ。人道支援にはUNRWAの関与が不可欠だ」と訴えた。

 政府はUNRWA職員のハマスのイスラエル奇襲関与疑惑で、1月末に拠出一時停止を発表した。

自民党の外交部会、国際協力調査会などの合同会議=2日午前、東京・永田町の党本部