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共同通信
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【ワシントン共同】旧日本軍による米ハワイ・真珠湾攻撃で撃沈された戦艦アリゾナの乗組員のうち、最後の存命者だったルー・コンター氏が1日、西部カリフォルニア州グラスバレーの自宅で死去した。102歳だった。米メディアが報じた。うっ血性心不全を患っていた。
1921年、中西部ウィスコンシン州生まれ。18歳で海軍に入隊。41年12月、戦艦アリゾナの操舵手として艦上にいた際、旧日本軍による真珠湾攻撃を受け、同艦は沈没したが、自身は一命を取り留めた。
その後、パイロットになり、第2次大戦後はパイロットの訓練に当たった。アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン大統領の軍事顧問も務めた。