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共同通信
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【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は3日、政策金利の引き下げを「年内のある時点で始めるのが適切だ」とし、経済指標の動向を注視して「早過ぎず、遅過ぎず、適切な時期を見計らっている」と述べた。米西部カリフォルニア州でのイベントで語った。
市場では6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ開始を決めるとの見方が優勢になっている。パウエル氏は利下げが時期尚早だと「インフレ抑制の進展が止まるリスクがある」とする一方、遅過ぎると「労働市場や生産が弱くなる」と指摘。適切なタイミングを見極めることは「非常に難しい」と言及した。