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共同通信
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【ブリュッセル共同】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は3日、ブリュッセルで開いた外相理事会で、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対する長期的な軍事支援の検討を進めることで加盟国が大筋合意したと明らかにした。理事会後の記者会見で述べた。7月にワシントンで開くNATO首脳会議までの合意を目指す。
11月の米大統領選で支援に消極的なトランプ前大統領が返り咲いた場合、米主催のウクライナ軍事支援の関係国会合が機能不全に陥っても、NATO主導で支援を続ける狙い。欧州メディアによると、実現には全加盟国の承認が必要。ハンガリーなど、難色を示す加盟国の説得が課題になる。