6日付のメトロ・ニューヨークによると、イスラム圏7カ国出身者の入国を一時的に禁止する大統領令に反対していたボランティアの弁護士約30人は、1月27日からクイーンズ区のジョン・F・ケネディー国際空港(JFK)ターミナル4にあるレストラン「セントラル・ダイナー」を仮事務所とし、拘束された移民や入国拒否された難民らのために24時間体制で支援活動に当たっていたが、6日これを解散した。弁護士らは折りたたみのテーブルや電気コードを持ち込み、法律上の助けをすると英語、アラビア語、ペルシャ語のサインを掲げていたという。
米自由人権協会(ACLU)の監督下、約1週間続いた活動に参加していたインド系移民の弁護士プリヤ・ガンジーさん(31)は、「公民権運動を思い起こさせる。法律業界は競争が激しく、普段は裁判で争う者同士が1つの目的のために協力し合う姿は素晴らしい」と述べた。
ワシントン州シアトル市の連邦地裁判事は3日、大統領令の一時差し止めを求めた。これに対し、ホワイトハウスは連邦地裁による差し止め命令の即時効力停止を申し立てたが、上級審のカリフォルニア州サンフランシスコ市の連邦控訴裁判所は4日、これを退けた。