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共同通信
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【花蓮共同】台湾東部沖地震で、道路寸断のため数百人が孤立している花蓮県の太魯閣(タロコ)国立公園のふもとにある救助指揮本部では、救助された人が車両で到着すると、待ちわびた親族が「無事で本当によかった」と涙を浮かべて喜んだ。一方で行方不明となっている人の親族は悲痛な表情を浮かべ「よい知らせが届いてほしい」と涙声で話した。
土砂崩れのためトンネルに避難していた林正雄さん(57)は「インターネットが通じず、何も情報がなかった」という。4日に救助隊員が駆けつけ、食事を運んでくれた。
息子夫婦と孫3人の計5人が行方不明という女性(64)は「無事を祈るばかり」と言葉を絞り出した。