7日付のニューヨーク・ポストによると、この春マンハッタン区のタイムズスクエアに新しく開業するホテル内に、「プレイボーイ・クラブ」が入ることがこのほど明らかになった。
同クラブは、雑誌「プレイボーイ」の象徴であるウサギの格好をしたホステス「バニーガール」を売り物として、1960年にシカゴで始まった。一時はもてはやされ、全世界に30店舗を展開したが、その後、雑誌の凋落や女性蔑視との批判により客足が遠のいた。同区から姿を消したのは約30年前のこと。
西42丁目にできるカシェット・ブティックホテル内に戻ってくることに加え、ラウンジにレストラン、ゲームルームを備えた内部の構想も発表された。ホステスはもちろんバニーガールだ。
同クラブを運営するプレイボーイ・エンタープラズの広報担当は、「世界で最も上品で洗練されたクラブになる」と自信満々な様子。
しかし、業界関係者の間ではタイミングを疑問視する声もある。「レトロはブームだ。しかし、何千という女性が抗議デモに参加するご時世にプレイボーイクラブというのはいかがなものか」「時代錯誤。光るものは何もない」などと批判が続出し、「いまさら」との厳しい目が向けられている。