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共同通信
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【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は10日、3月19~20日に開いた前回の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表した。インフレが根強いのを受けて出席者は「物価上昇率が持続的に(目標の)2%に向かっているという確信が深まらない」と懸念し、利下げ開始時期は経済指標に基づいて慎重に検討を進める姿勢を改めて示した。
10日発表された3月の消費者物価指数は前年同月比上昇率が3.5%と、2カ月連続で拡大。金融市場で有力視されていた6月の利下げ開始観測が後退し、9月以降になるとの見方が出ている。