飼い犬に噛まれ死亡 75歳女性、息子は重体

 13日付のABC7によると、クイーンズ区ロングアイランドシティに住む75歳の女性が同日、自宅で飼い犬に襲われ死亡したことが分かった。
 ルイーズ・ヘルミダさんは同午前、飼っていた大型犬のマスティフに襲われた。ヘルミダさんはすぐに近くの病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認され、同じく襲われた39歳の息子も足にけがを負ったという。
 ヘルミダさんをかみ殺したマスティフは闘犬として知られ、事件の10日前にも散歩中だった小型犬のテリアに襲いかかったばかりであることが判明。目撃者は、「突然テリアを攻撃し、その体を食いちぎり始め、止めに入ったテリアの飼い主の手にも噛み付いていた」と当時の様子を振り返る。
 問題の犬はヘルミダさんが6年前に施設から引き取り自宅で飼っていたが、近所の住人によると、テリアの一件が原因でヘルミダさんは凶暴な飼い犬について悩むようになり、施設に戻すことも考えていると打ち明けていた矢先の出来事だったという。発見時ヘルミダさんは血まみれで、「本当に悲劇としかいいようがない」光景が広がっていたとこの住人は話す。
 犬は現在ニューヨーク市アニマルケアセンター(ACC)に引き渡され、保護されているという。

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