5歳児溺死、両親が広島市を提訴

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共同通信
広島地裁

 広島市の市立保育園で2022年、男児=当時(5)=が保育中に行方不明となり、近くの放水路で溺死したのは園側の安全管理に問題があったなどとして、男児の両親が市に計約8800万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴したことが13日、分かった。4月12日付。

 訴状によると、保育士は、男児を含む園児全員の動向を把握するのが困難だったにもかかわらず他の保育士への応援要請を怠った。また、園側は生け垣の隙間などから園児が園外に出られる場所があったのに修繕していなかったとした。

 事故は22年4月に発生。市の検証委員会が園と外を隔てるフェンスが低いなど複数の危険箇所があったと指摘した。