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共同通信
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長野県中野市で散歩中の女性2人が刺殺され、駆け付けた警察官2人も猟銃などで殺害された事件は25日、発生から1年となった。住宅のまばらな集落で起きた事件は、今も地域に暗い影を落とす。近隣住民らが次々に現場を訪れ手を合わせ「事件のことを思い出さない日はない」と語った。
事件は昨年5月25日午後に発生。翌26日、県警は自宅に立てこもっていた青木政憲被告(32)=殺人罪などで起訴=を殺人容疑で逮捕した。
青木被告の自宅の脇には観音像が設置された。夫婦で献花に訪れた近所の男性は、犠牲者を追悼する手書きのカードを添えた花を供え「観音像を建てるだけで終わりにしていいのか」と複雑な思いを語った。