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共同通信
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【サンタアナ共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)の元通訳、水原一平被告(39)が4日、カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁に出廷し、大谷選手の銀行口座から金を盗んで不正送金したとする銀行詐欺などの罪を認めた。量刑言い渡しは10月25日。大谷選手は「事件に終止符を打ち、前に進む時期が来た」との声明を発表した。
米大リーグ機構は4日の声明で、違法賭博問題で調査していた大谷選手について「詐欺の被害者とみなし、この問題は終結した」と説明した。
司法省は、水原被告の量刑が禁錮刑となった場合、刑期を終えた後に国外追放となる可能性があると明らかにした。量刑は最長で禁錮33年だが、検察は水原被告との司法取引に基づいて刑の減軽を要請。米国の司法記者は、禁錮7~9年ほどになるとの見方を示した。
水原被告は法廷で、大谷選手の口座の金が、賭博で負った借金を返済する「唯一の方法だった」と語った。4日の審理では検察側が罪の内容を説明した後「有罪です」と述べた。