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共同通信
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四国地方の天台宗の寺で長年、性暴力を受けたとして、60代の住職らの僧籍剥奪を求めている50代の尼僧叡敦さんが7日、京都市内で記者会見し「宗教内の性被害への理解が不十分だ」と話した。調査が不適切だとして、天台宗側に第三者委員会の設置を求める上申書を提出したという。
代理人の佐藤倫子弁護士によると、天台宗務庁(大津市)で同日、担当者が叡敦さんから2度目となる聞き取り調査を実施。これまでに、担当者から告発内容を疑うような発言があり、威圧的な態度で接されたと説明した。
天台宗務庁は取材に対し「コメントすることはない」とした。
叡敦さんは今年1月、東京都内で記者会見し、被害を公表。