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共同通信
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【ブリュッセル共同】9日開票された欧州連合(EU)欧州議会選で親EU勢力が過半数を維持し、執行機関トップのフォンデアライエン欧州委員長は10日、秋以降の2期目続投に向けた調整を本格化させた。ベルリンで記者会見し、1期目と同様に親EU3会派で多数派を形成する考えを示した。
欧州議会選では、EUの政策に批判的な極右や右派が伸長した。フランスでは、マクロン大統領の与党連合が極右、国民連合(RN)に大敗。マクロン氏は急きょ国民議会(下院)の解散と総選挙の実施を発表した。
フォンデアライエン氏は最大会派の中道右派、欧州人民党(EPP)の次期欧州委員長候補。EPP傘下のドイツの中道右派、キリスト教民主同盟(CDU)の会合に出席し、今後の進め方を協議した。
フォンデアライエン氏は記者会見で「強い行動力のある欧州が必要だ」と強調。「中道勢力には責任がある」として親EU勢力の中道左派、中道リベラルの2会派に協力を呼びかけた。