栃木の「撮り鉄」1人時効

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共同通信
栃木県警察本部

 昨年6月、「撮り鉄」とみられる3人がJR東日本の寝台特急「カシオペア」を撮影するため栃木県矢板市の線路敷地内に立ち入り、うち男性2人が鉄道営業法違反罪で罰金の略式命令を受けた事件で、県警が11日までに、同法の時効(1年)を踏まえ、残る1人の立件を見送ったことが、捜査関係者への取材で分かった。1人の特定に至らなかったという。

 事件は2023年6月3日午後6時ごろ、JR東北線の敷地内で発生。3人が走行中の列車に接近したため、列車が緊急停車して遅れが出た。様子を収めた動画がツイッター(現X)で拡散されていた。

 23年12月、県警は鉄道営業法違反の疑いで男性2人を書類送検した。