世田谷区も事実婚表記検討

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共同通信
東京都世田谷区議会で住民票の続柄欄について答弁する保坂展人区長=11日午後

 東京都世田谷区の保坂展人区長は11日の区議会で、同性カップルの住民票の続柄欄に、異性間の事実婚世帯と同様に「夫(未届)」などとする記載を検討すると明らかにした。同区ではこれまで、同性カップルは「縁故者」と記載していた。

 保坂区長は上川あや区議の質問に「当事者の実情により近いものになると考え、取り入れていきたい」と答弁。世田谷区と渋谷区は2015年、全国に先駆けてパートナーシップを導入し、各地に広がっている。

 同性カップルの記載を巡っては、長崎県大村市が5月、男性カップルの続柄を「夫(未届)」とした住民票を交付。鳥取県倉吉市も同様の対応を取っている。