ワシントンDC宿泊学習
ニュージャージー日本人学校中等部
ニュージャージー日本人学校(櫻井幹也校長)中等部は、宿泊学習として5月29日から3日間ワシントンDCを訪れた。1日目の訪問地は、キャピトル(国会議事堂)。18世紀に建てられ、DCを象徴する議事堂は過去、数々の法案が議決されてきた由緒ある場所である。生徒たちはまずホール内にて、議事堂の歴史や市民生活における連邦議会の役割をビデオにて学習し、ガイド付きツアーに参加した。ツアー中、議事堂中央部に位置するロタンダでは、歴代大統領の彫像や絵画を眺めつつ、英語によるガイド説明にも熱心に聞き入っていた。
2日目は、ホワイトハウス訪問。4回におよぶ厳重なセキュリティチェックを通過し、いよいよ公邸内へ。ファーストレディの肖像画や歴代大統領の写真が並ぶ回廊を通り、美しい庭園などを眺めながら2階へ。するとそこでは、イーストルーム、グリーン、ブルー、レッドの各部屋が生徒たちを出迎えた。大統領が公式なイベントや晩餐会等に使用される数々の場所は、ため息がでるほど豪華絢爛な空間であった。また午後は、グループごとにワシントンモール内にある博物館をゆっくり見て回ることもできた。
3日目は、DCから少し離れた航空宇宙博物館別館を訪問。前半は、体験型教育プログラムに参加し、航空機の歴史やその仕組みを学習した。その後は学年ごとにスペースシャトルディスカバリー号、B29エノラ・ゲイ等歴史上名だたる飛行機を見学し、その大きさとコレクションの多さに生徒たちは驚いていた。
今回の宿泊学習は、中等部全員で参加する記念すべき第1回目となった。運動会等大きな行事が続いた中での実施となったが、生徒たちは新たなアメリカを発見したことと感じる。今月末には、個人研究の発表会も控えている。どんな“アメリカ”が登場するのか楽しみである。(記事、写真提供:ニュージャージー日本人学校中等部)