3日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク市交通局(NYCT)は2日、既存の自転車専用レーンの安全性を高める新しいタイプのレーンを、マンハッタン区5番街へ導入する意向を発表した。
NYCTが提案する「駐車場保護レーン」は、自転車専用レーンに並行して路上駐車スペースを設けることで、自転車専用レーンと車道の境目を明確にし、サイクリストの安全を守るもの。現在の自転車専用レーンを改装して、5番街の8~23丁目間に設置される計画で、自転車専用レーンのすぐ隣を車両が走行するのを防ぐことで、「サイクリストだけでなく、歩行者の安全も守ることができる」とプロジェクトリーダーのニック・キャリー氏は話す。
NYCTによると、導入が決定すれば9~23丁目まで自転車専用レーンが新たに設置され、ほかのレーンと区別がつくよう緑色に塗装される予定だ。しかし、8~9丁目の道路幅は狭いため、レーンを設けるには駐車用のスペースをいくらか狭める必要があるという。
しかし、導入に向けて一部の地域住民からは反対の声も上がっており、NYCTは、今月末にも同区の地域委員会で改めて同案の内容を詳しく説明する考えだ。