M線の週末運休に不服 7月からは全面運休

 3日付のニューヨーク1によると、同日夜から週末に一部区間で運休となったM線に対し、既に利用者から不満の声が上がっているという。
 運休となるのは、ブルックリン区ブッシュウィックのマートルワイコフ・アベニュー駅から東の最終駅、クイーンズ区ミドルビレッジ・メトロポリタン・アベニュー駅まで。取材に応じた利用者は、「1本でできた移動を、いくつかの路線を乗り継がなければならない」、「利用者のことを考えていない。本当に迷惑」と口々に不満をこぼす。
 この週末運休は11週間続き、その後に待っているのは全面運休だ。全面運休は7月から来年中ごろまで続く予定で、その間、線路や高架橋などの修理やフレッシュポンド・ロードとメトロポリタン・アベニュー間の橋建設が行われる。地下鉄を運営するニューヨーク州都市交通局(MTA)の広報担当は、「市の地下鉄は100年前に作られたもの。修理するために運休は不可欠」と説明する。
 2019年からはL線を全面運休して行うトンネル工事というさらに大きな改修が待っている。この工事が続く18カ月間、多くはM線を利用するとみられており、その準備のためにもまずM線の工事が急務とされている。

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