６日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、マンハッタン区トライベッカで５日、写真を撮る目的で工事現場の大型クレーン車に登った10代の少年３人が逮捕されていたことが分かった。
３人は同午後６時半ごろ、ハドソン川沿いを通るウエスト通りと交差するデスブロッシズ通り近くにある建設中のビルの外に置かれた大型クレーンに登っていた。駆け付けたニューヨーク市警察（ＮＹＰＤ）の警官が、15階建てのビルに相当する高さの赤いクレーン車から３人の少年が降りて来たところを補導した。３人はスリルを求めて写真撮影をするためにクレーンに登り、それぞれがカメラを所持していたという。
目撃者の男性は、３人はクレーン車の最上部にある操縦席まで登った後に降りて来て、ビルの周りは多数の警官で囲まれ、上空からはヘリコプターも３人を監視していたと証言した。
ＮＹＰＤによると、３人のうちニュージャージー州に住む最年長のシュレヤンシュ・プリフィアニ被告（16）が、成人扱いの不法侵入罪で起訴された。一方、14と15歳の少年２人は少年法に基づき、未成年者として不法侵入罪で起訴されたが、現在は釈放されて保護者の元へ引き渡された。
