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共同通信
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東京電力福島第1原発事故で11年5カ月もの全町避難を強いられ、2022年8月に住民居住が再開した福島県双葉町で1日、24時間営業のコインランドリー「てるてる坊主」がオープンした。町によると、原発事故後、町内に24時間営業の店舗ができるのは初めてとみられる。
てるてる坊主はJR常磐線双葉駅東口の近く。避難先の同県いわき市に拠点を移した人材派遣会社福田工業が「復興のための集いの場になれば」と、県の補助金を受けて開店した。
双葉町では、同駅西口前の町営「駅西住宅」の建設が5月に全区画で完了するなど復興工事が進むが、町内で暮らしている人は100人余りにとどまっている。