スナク英首相、大敗に危機感

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共同通信
英総選挙前の最後の選挙集会に参加するスナク首相(右)=3日、ハンプシャー(AP=共同)

 【ロンドン共同】英下院(定数650)総選挙の投票を4日に控え、各党の党首は3日、最終盤の舌戦に声をからした。与党保守党のスナク首相は、最大野党労働党に大敗する危機感をにじませ「圧倒的多数の議席を与えるのは危険だ」と訴えた。同日公表の世論調査結果では、保守党の歴史的な大敗が見込まれた。

 スナク氏は南部ハンプシャーでの集会で、保守党は減税に取り組むとし「増税する労働党政権に降伏してはいけない。既に結果は出ていると言いたがる人は多いが、圧勝は阻止できる」と呼びかけた。

 調査会社ユーガブが世論調査結果を分析して公表した議席獲得数の予想では、労働党の431に対して保守党は102。