15日付のDNAインフォによると、マンハッタン区で14日、日本人とみられる15歳の少年が自宅アパートの部屋で寝袋に入ったまま死亡しているのが発見されたことが分かった。
タカシ・タミグチ君は同日、大雪で休校となったため母親が仕事に出ている間、アッパーイーストサイド85丁目の自宅で1人で留守番をしていたという。母親が帰宅し、夕食の準備ができたと午後7時半ごろに声を掛けたが部屋には鍵が掛かっており、反応がなかったため母親がドアをこじ開けたところ、エアマットレスの下敷きになっているタミグチ君が発見された。母親によると、タミグチ君は発見当時、寝袋の中に入っており、寝袋ごとマットレスにテープで貼り付けられていたという。母親はすぐにテープを切ってマットレスの空気を抜いたが、駆け付けた救急隊によって死亡が確認された。
事件性も指摘されており、警察は捜査に乗り出し死因の特定を急いでいる。自宅からはタミグチ君の好物だというハンバーガーチェーン「シェイク・シャック」の包み紙が発見されたが、誰が食べたのかは分かっておらず、事件当時アパートにはタミグチ君以外の人物がいた可能性もあると警察は示唆している。