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共同通信
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深刻化するインターネットバンキングによる不正送金事件を巡り、警察庁サイバー特別捜査部が今月9日、発足以来初めて国内で容疑者を摘発したことを受け、露木康浩長官は11日の定例記者会見で「高度な技術によって特定した」「さらに技術力を高めてデジタル社会の安心安全の確保に取り組む」と述べた。
サイバー特捜部のほか警視庁など16都道府県警が合同で捜査した。露木氏は特捜部が中核の役割を果たす必要性を強調した。
特捜部などは9日、他人のIDなどを使い大手銀行のコンピューターに接続したとして、不正アクセス禁止法違反容疑で、指示役とみられる無職矢野洋平容疑者(44)を逮捕した。