被爆者衣服、原爆の悲惨さ訴え

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共同通信
広島市役所で「ヒロシマ・アピールズ」のポスターを贈呈する副田高行さん。右は松井一実市長=12日午前

 日本グラフィックデザイン協会広島地区などは12日、核兵器廃絶や平和を訴えるポスター「ヒロシマ・アピールズ」の今年の作品を広島市に贈呈した。アートディレクターの副田高行さんが制作。「遺品が訴えるもの」と題し、ちぎれてぼろぼろになった被爆者の衣服の写真をモチーフに、原爆の悲惨さを訴える。

 副田さんは贈呈後、松井一実市長に写真家石内都さんの撮影した写真をポスターにしたと説明し「被爆の怖さを象徴的に表現する力を持っていると思った」と話した。

 副田さんは福岡県生まれ。サントリーや新潮社、東京ガスなどの広告制作を手がけた。

 ポスターは29日から8月11日まで広島市内のバス停に掲示する。