元大阪地検検事正を起訴

Published by
共同通信
大阪地検が入る合同庁舎=大阪市

 酒に酔った状態の部下に性的暴行をしたとして、大阪地検は12日、準強制性交の罪で、元大阪地検検事正で弁護士の北川健太郎容疑者(64)=京都府=を起訴した。

 起訴状によると2018年9月12日深夜から13日未明までの間、大阪市の自身の官舎で、酒に酔って抵抗できない状態の被害者に性的暴行をしたとしている。当時は検事正在職中で、関係者によると被害者は部下の女性だった。

 関係者によると、逮捕前の取り調べに「(女性と)同意があると思っていた」という趣旨の説明をしていた。

 北川被告は石川県出身で、1985年に任官。大阪高検次席検事や最高検刑事部長などを経て、大阪地検検事正を務めた。