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共同通信
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松山市で12日未明に発生し3人が行方不明となった土砂崩れで、現場上部にある松山城天守近くの斜面に複数の亀裂が見つかっていたことが市への取材で分かった。この斜面では昨年7月の大雨で傾いた擁壁の復旧工事をしており、市は土砂崩れの起点になったかどうかなど詳しい状況や原因を調査する。
愛媛県は12日、土砂で倒壊した木造住宅の住人とみられる行方不明の3人は40代男性、80代女性、90代男性と明らかにした。
市によると、天守近くの斜面では昨夏の大雨で緊急車両用の道路を支える擁壁が傾いた。当初亀裂はなかったが、大雨で擁壁の傾きが増して地面が下がり、でこぼこが生じて数本の亀裂が見つかった。