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共同通信
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京都府出身で1945年6月にビルマ(現ミャンマー)で戦死した、旧日本陸軍伍長の岡部辰美さん=当時(30)=の寄せ書き入りの日章旗が14日、遺族に返還された。英国兵が持ち帰り保管していたもので、大阪市に住む長女の芙佐子さん(86)は返還式典で「亡くなった母も喜んでいると思う。墓前に供えたい」と笑顔で話した。
寄せ書き入りの日章旗は出征者の無事を祈り、家族や知人らが名前を書き込んで贈った。返還された日章旗は縦約70センチ、横約95センチで、「祈武運長久」という文字と共に、白地部分を埋めるように167人分の名前が書き込まれていた。