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共同通信
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【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)が17日公表した全国12地区の連邦準備銀行による景況報告(ベージュブック)は、過半の地区で「小幅から緩やかな成長を維持した」と分析した。先行きは、大統領選を含めた政治情勢やインフレの見通しが不透明な状況を踏まえ「今後6カ月、成長が鈍化する」との見通しを示した。
今月8日までの報告を取りまとめた。30~31日に開く次回の連邦公開市場委員会(FOMC)の討議資料とする。
7地区は経済活動が「ある程度」拡大したと報告。5地区は「横ばい、または縮小した」とし、同様の回答は5月公表の前回より3地区増えた。
物価は「全般的に小幅に上昇した」と言及した。一方、ほぼすべての地区で、小売業者による値下げや、価格に敏感な消費者が商品購入を抑制する動きが出ているとの報告があると回答。根強い物価上昇に伴う消費行動の変化を示唆した。
フィラデルフィア連銀は「今後の成長期待は全体的にわずかにプラスを維持している」としつつも「製造業では弱まっている」と指摘した。