33州で枝豆をリコール リステリア菌汚染の恐れ

 20日付のPIX11によると、ニューヨークを含む33州で販売されている枝豆のメーカーが、リステリア菌に汚染されている恐れがあるとしてこのほど、商品のリコールを発表した。
 リコールされたのはアドバンスド・フレッシュ・コンセプツ社(AFC)が今年1月3日~3月17日までに製造、販売した「Edamame-Soybeans in Pods」。ニューヨークのほかコネチカット、オハイオ、ペンシルベニア州などで広く販売されている。AFCが無作為に検査したところ、リステリア菌が検出されてリコールを決定したが、スーパーなどからは既に回収済みだという。
 リステリア菌に感染すると、数日から数週間のうちに発熱、下痢、腹痛などの症状が現れ、妊婦や高齢者など免疫力が弱まっている人は死に至ることもある。米疾病予防管理センター(CDC)によると、全米で年間1600人が発症し、うち200人以上が死亡するという。
 AFCは、この商品を食べた人は即時に医療機関に相談するように勧告している。16日時点でこの枝豆を食べたリステリア菌感染者は報告されていない。
 今月初旬には、州産のチーズを食べリステリア菌に感染し、2人が死亡したと報告されている。

同社がホームページで公表しているリコール対象商品

同社がホームページで公表しているリコール対象商品