池への落下事故相次ぐ セントラルパークで

 20日付のNBCニューヨークによると、マンハッタン区のセントラルパークで同日、16歳の少年が氷の張った池に落ちる事故が発生した。19日には同公園で別の少年2人が池に落ちており、同様の事故が相次いでいる。
 目撃者の話によると、事故現場は59丁目とイースト・ドライブ近くにある池で、少年が池の氷の上を歩いたり踊ったりして自分でその様子をビデオに撮影しているうちに、氷が割れたという。自力ではい上がろうとしていたところ、巡回中のNYPDテロ対策部の捜査官2人が通り掛かり、ニューヨーク市公園局の職員と協力し、少年を救助した。
 同局のジェームズ・ウォーターズ局長は同日開かれた記者会見で、「当初複数のはしごを組んで少年を吊り上げようとしたが、次々と氷が割れたため、職員らははしごを抱えて少年に近付き、横木につかまらせて引っ張り上げた」と報告した。少年の命に別状はないという。
 気温が上がるにつれ池の氷は割れやすくなっており、市警察(NYPD)が公園利用者に注意を呼び掛けているにもかかわらず、写真を撮るためなど、池に近付く人は後を絶たないという。
 同公園内の池では先月、同様に救助された人が7人いたという。

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