20日付のカーブド・ニューヨークによると、ディスカウントチェーン大手の「ターゲット」がマンハッタン区ミッドタウンに新店舗をオープンする予定であることが19日、分かった。
西34丁目にできるミッドタウン店は、百貨店大手「メーシーズ」の道路を挟んで南側の向かいに建つ予定で、ニューヨーク市内のハブ駅であるペンシルベニア駅からも近いため、地元ニューヨーカーだけでなく旅行者なども新たな顧客として呼び込み、市内での事業展開をさらに拡大させるのではとみられている。同社は、この数カ月間にミッドタウン店とは別に3店舗を市内にオープンすることも発表している。また、近くブルックリン区に、地域の客層に合わせた品を揃える「フレキシブル・フォーマット」と呼ばれる店舗もオープンする予定だ。
ミッドタウン店は比較的小規模になるものの、市内で最も観光客が集まる地域の1つに位置するため、同駅の入り口付近にテイクアウトができる飲食店や薬局も入居するという。34丁目周辺には競合相手となるディスカウントチェーン「Kマート」などもあるが、「それでも進出することを決めたのであれば、相当な収益が見込まれているのでは」と不動産業者は分析している。