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共同通信
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【ワシントン共同】11月の米大統領選から撤退したバイデン大統領の推薦を受け、立候補したハリス副大統領は22日、党候補の指名獲得に必要な数の代議員から支持を得た。8月19~22日に中西部シカゴで開かれる党大会を前に、ハリス氏が党候補指名を確実にした。米主要メディアが報じた。
ハリス氏は22日、バイデン氏の地元、東部デラウェア州にある選挙本部を訪問。立候補表明後、初めて選挙関係で演説し「われわれは勝利する」と訴えた。共和党候補のトランプ前大統領を批判し「自由と慈悲の国家か、恐怖と憎悪の国家かを選ぶ選挙だ」と強調した。
民主党重鎮のペロシ元下院議長に加え、有力な対立候補と目された同党の知事や議員らが相次いでハリス氏支持を表明した。ハリス氏は、バイデン氏の撤退を巡る動揺を早期に抑えて挙党態勢を構築し、トランプ氏に対抗したい考え。今後は副大統領候補選びが焦点となりそうだ。
AP通信の集計によるとハリス氏は、党候補指名獲得に必要な代議員数1976人を上回る2668人からの支持を得ている。