23日付のNBCニューヨークによると、ニューヨーク州都市交通局(MTA)は27日より、ブルックリン区にある地下鉄R線3駅の改装を開始する。
対象となるのは53丁目、ベイリッジ・アベニュー、プロスペクト・アベニューの3駅。MTAは、各駅を一時閉鎖して全面改装する。閉鎖は、53丁目が今月27日から、ベイリッジ・アベニューが4月29日から、プロスペクト・アベニューが6月5日から。閉鎖期間はそれぞれ約6カ月で、その間利用者はほかの路線やバスを利用する必要がある。
1915年に建設された3駅は、老朽化が著しい。改装計画には、新しい御影石のフロア、駅構内のUSBポート、デジタル表示時刻表の設置などが含まれている。地上の出入り口も大きく作り変え、スクリーンにはリアルタイムの運行状況を表示。さらには、ライトも明るいLEDに替え、防犯カメラも最新機種になる。
MTAの暫定トップを務めるベロニク・ハキーム氏は、「この3駅の改装は、ニューヨーク地下鉄の新時代の幕開け」と声明で述べた。MTAではこれを機に、駅の内装に関するガイドラインの改定も行い、地下鉄駅の「ニューエイジ」化を進めていく考えだ。