日本のSFファンタジー映画を一挙公開! 「ゴジラを越えて:日本映画における仮想未来とファンタジー」

【日時】開催中~4月8日(土)
【場所】ジャパン・ソサエティー: 333 E 47th St (bet 1st & 2nd Ave)
【料金】一般13ドル、シニア・学生10ドル、JS会員9ドル
    ※3作品同時購入で、チケット1枚につき2ドル割引
【Web】www.japansociety.org

 ジャパン・ソサエティー(JS)映画部が3月24日〜4月8日まで開催する映画シリーズ。日本映画の特撮怪獣映画を象徴し、世界中で愛され続けている作品といえば「ゴジラ」だが、日本映画にはゴジラ以外にも数々のSFファンタジー作品が存在する。その濃厚な日本映画史の一面に焦点を当てた今回のシリーズは、昨年イタリアの第18回ウディネ・ファー・イースト映画祭にて同名タイトルで開催され、大好評を博した。

Invisible Man © 1954 Toho Co. Ltd.

Invisible Man © 1954 Toho Co. Ltd.

 JSでの同シリーズは、同じシリーズコンセプトの下、上映作品を独自に編成した米国向けのオリジナル版。日本在住のベテラン映画評論家でありライターのマーク・シリング氏が選ぶ全7作品は、想像力にあふれた多種多様な日本のSF、ファンタジー映画ばかり。特撮の神様と呼ばれる円谷英二が関わった「緯度0大作戦」(25日)をはじめ、大林宣彦監督の初期アイドル映画「ねらわれた学園」(31日)、H・G・ウェルズ作のSF小説「透明人間」(1897年)に影響を受けて製作された「透明人間」(1日)、1995年の「ガメラ 大怪獣空中決戦」を皮切りに金子修介監督が新3部作、平成ガメラシリーズとして巨大な空飛ぶガメラが登場するガメラ特撮シリーズを復活させた、第3作目「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」(8日)などを紹介する。

Incomplete Struggle © 1999 Kadokawa Corp.

Incomplete Struggle © 1999 Kadokawa Corp.

 ゴジラとは一味も二味も違う特撮を駆使した革新的なカルト作品や怪獣映画、ファンタジー作品の魅力を、ここニューヨークで体感しよう!

上映スケジュール
3月24日(金)午後7時〜 「美女と液体人間」 The H-Man
  25日(土)午後5時〜  講演会「ビヨンド・ゴジラ」
              Beyond Godzilla(英語のみ)
        午後7時〜 「緯度0大作戦」 Latitude Zero
  31日(金)午後7時〜 「ねらわれた学園」 School in the Crosshairs
4月 1日(土)午後4時30分〜 「透明人間」 Invisible Man
        午後7時〜 「電送人間」 The Secret of the Telegian
   8日(土)午後4時〜 「ブルークリスマス」 Blue Christmas
        午後7時〜 「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」
              Gamera 3: Incomplete Struggle