Published by
共同通信
共同通信
ギャンブル依存症になり自ら命を絶った家族がいる人たちがこのほど、「自死遺族会」を発足させた。悩みや苦しみを共有する場を設け、依存症や自死のない社会を目指す。代表の神原充代さん(54)は「悲しむ家族をこれ以上増やさないように活動していきたい」と話している。
会は、神原さんら6人の遺族が集まり、当事者支援に取り組む公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」(東京)に設置した。
20日には東京都内でギャンブル依存症自死遺族会の発足セミナーを開催。神原さんは参加者に「自死遺族がいたら、いくらでも話を聞く。気持ちを分かち合いたい」と呼びかけた。「過去は変えられないが、前を向きたい。6人でやれることは限界があるので力を借りたい」と協力も求めた。
遺族会は今後、8月から12月にかけて北海道、福島、新潟、大阪、広島、福岡でセミナーを開催する。電話やメールの相談窓口も設けた。電話は070(4501)9625。メールはinfo@scga.jp