新ホームレスシェルター、延期 BK区、地元住民の反対受け

 26日付のDNAインフォによると、ブルックリン区高位裁判所の判事が24日、同区クラウンハイツにできたホームレスシェルターを開く日を一時的に延期する差し止めを発令した。
 バーゲン通り1173番地に63歳以上の男性を対象とした106台のベッドを有するシェルターがオープンする予定だったが、既に多くのホームレス施設が存在する同地域では、新シェルターについて先月発表された途端に強い反対運動が起こり、地元の2団体および数十人の住民を代表する弁護士が22日、裁判所に嘆願書を提出した。これを受け、同裁判所のポール・ウッテン判事は、別の判事が4月4日正午の公聴会を経て判断を下すまでの間、同シェルターの開始を一時的に見合わせることを決定した。
 一方、ニューヨーク市のエイミー・マクキャンヒル代理人弁護士は、「市の全てのシェルターでは今週、全体の0.3%に当たるベッド40台分の空きしかない。シェルターの需要がかつてないほど増加しており、新しいシェルターの必要性が高まっている」と主張した。判事の命令にもかかわらず、市ホームレスサービス局は、市は同シェルターを来週にはオープンする予定だと発表している。

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