支払いはメラニア夫人に 警護費巡りオンライン請願

 27日付のNBCニューヨークによると、ドナルド・トランプ大統領の妻メラニア夫人に、ホワイトハウスで暮らすか、またはマンハッタン区のトランプタワーで暮らす夫人と息子のバロン君(11)を警護するためにかかる費用を支払うかを求めるオンライン請願に、大量の署名が集まっていることがこのほど分かった。
 ニューヨーク・タイムズが伝えたニューヨーク市警察(NYPD)の推定によると、トランプ大統領が市に滞在する際、警護費用は1日30万8千ドル(約3400万円)かかるというが、大統領が市にいない間も、夫人とバロン君の警護のために市は1日12万7千~14万6千ドル(約1400〜1600万円)を費やし、年間およそ5千万ドル(約55億円)が2人の警護に必要になるという。
 オンライン請願サイトの「change.org」に寄せられた署名の数は、同午後10時の時点で、目標数の15万件の半数を超える8万件に達していた。署名が目標数に達すれば、請願書はバーニー・サンダース連邦上院議員およびエリザベス・ウォーレン連邦上院議員の元へ届けられる。
 大統領によると、夫人とバロン君は、バロン君が今学年度を終えた後、ホワイトハウスに移る予定だという。

トランプ大統領とメラニア夫人=2017年1月20日(photo: U.S. Army Sgt. Kalie Jones)

トランプ大統領とメラニア夫人=2017年1月20日(photo: U.S. Army Sgt. Kalie Jones)